mamanmiyukiタロット（ママンミユキタロット）は、古典的なマルセイユタロットをもとに、より使いやすく美しいタロットが欲しいという願いから、２０１３年に個人制作して発売したタロットカードです。こちらは、２０１６年に発行した２刷り版です。
ベースになっているのは、古典的なマルセイユタロットの中でも特に歴史的に重要だとされている１７０９年にフランスで作られたピエール・マドニエ版タロットですが、mamanmiyukiのイメージするタロットの世界により近くなるよう、さらに表情などを細かく手描きで仕上げました。 輪郭はカラーインクでペン描き、彩色は透明水彩を使用し、ＣＧなどでは出せない味わいのある仕上がりになっています。 カードサイズは持ち歩きにも便利なミニサイズ。初心者向けに手作りのミニ解説書(日本語と英語）がついています。(日本語と英語）

一般的なタロットがスタンダードサイズのものを縮小して作られているのとは違い、ミニサイズがオリジナルでこのサイズで原画を描いています。そのため、ミニサイズでありながら、細部の描線がつぶれてしまうことなく、しっかりと絵の細かい描写も味わうことができるようになっています。

https://www.youtube.com/watch?v=T3dRCn-RCd4

ミニの初版のタロットが、アルゼンチンのテレビでも紹介されています！
ホドロフスキー監督の『タロットの宇宙』を共同執筆したマリアンヌ・コスタさんがゲストの番組で、「旅行のときに持ち歩くのにちょうどいい」とコメントされてます。
https://www.youtube.com/watch?v=BQHwj161Xx0

７８枚のカードの詳しい紹介はこちらをご覧ください。
HP「mamanmiyukiの小部屋」＊カード画像一覧＊
https://yff03170.wixsite.com/mamanmiyuki/blank-23

＊こちらの２刷り版は、初版の発売後に気づいた点を加筆修正したバージョンです。
何枚かの絵に変更が加わっているほか、初版の印刷後に見つかったシミなども取り除き、絵のほうはかなり完成版に近くなっています。

大きな変更があったのは、
「杯（カップ）のクイーン」で、初版とは顔が変わっています。
また、
「Ⅰ 手品師」の顔や袖の部分にも修正が加わっています。

２０１３年に発売した初版と同じ印刷所で同じ条件で制作したのですが、３年ほど間が空き、原料の紙が変わって若干カードの紙が薄くなったため耐久性が初版より落ちてしまったことと、数枚のカードの左右の余白に１～２ミリほどの偏りのあるものが入ることがあるなど、改善したい点が残りました。
作者としては、どのバージョンも思い入れがあり優劣はつけがたく、なるべく状態の良いものを選んでセットに組んでいるので通常の用途には問題なく使えるのですが、やはり商品の完成度が気になるため、初版よりもさらに少し価格を下げて販売させていただくことにし、このバージョンが、印刷所を変更して新たに版を作り直して新版が生まれるきっかけになりました。

新版のタロットでは、新しい印刷所で版も作り直したため、初版や2刷りのタロットより鮮明な絵に仕上がりましたが、小ロットの制作で１個あたりの単価が割高になったため値上げせざるをえなくなりました。こちらの旧バージョンでは、普段使いできる親しみやすいマルセイユタロットを…という当初のコンセプトや思い入れをみなさんに手に取って感じていただけたら…と思っています。

※最新の新版のミニタロット７刷りは、２０２４年５月に発売しています。
https://minne.com/items/39434720